診療案内

水痘とは？

水痘ウィルスでおこる発疹のでる伝染病です。発疹から直接また、咳などからも感染します。
感染して２～３週間で発病、７～１０日くらいで治ります。
しかし、他の人にうつしますので、治るまでは自宅内で静かに過ごしましょう。

症状

数個の虫刺されのような紅い発疹が、胸、お腹、背中と全身に広がり、頭皮膚表面にも出るのが特徴です。
発疹は、赤い斑点から、米粒大、小豆大の水疱になり、やがて黒っぽいかさぶたに変わります。
発疹は、１～２週間で自然にとれます。時には口腔粘膜や眼粘膜、陰部などにもできることがあります。
発疹はかゆみを伴い、まれに高熱を出すことがあります。

合併症

水痘の合併症には、肺炎や脳炎があります。いずれもまれですが、次のようなときは受診して下さい。

• ひどく咳込む
• 頭痛・嘔吐
• けいれん
• 発熱がながく続くとき（38℃台が3～4日位）

治療

ウィルスによる病気なので、症状に合わせた治療が中心となります。
症状の重い場合は抗ウィルス薬を、細菌感染が疑われる場合は、抗生剤を内服します。

発疹には？
かゆみをおさえたり、化膿を防ぐために塗り薬をつけます。
塗り薬は、発疹の上に指先で、置くようにつけ、乾かします。かさぶたを、かきこわさないためにも爪は短く切ってあげます。

食事は？
特に制限ありません。口内炎ができている場合は、刺激物・からいもの・消化の悪いものは避け、口当たりの良いものを与えましょう。

おふろは？
発疹がすべて黒いかさぶたになったら入れます。初めての入浴時は、かさぶたをこすらないように汚れを流す程度にしましょう。
シャワーは大丈夫です。

登園・登校は？
発疹が全部黒っぽいかさぶたになれば、他の人にはうつしませんし、外出・登園・登校が可能です。
治癒証明の必要な方は、診察を受けて、証明書をもらいましょう。

注意

・水痘は一度かかると終生免疫を得ます。母子手帳に記入しておきましょう。
・水痘に限らず、人にうつる病気が考えられる時は、来院したらすぐに受付に申し出て下さい。
・予防接種は、４週間以上たってから受けましょう。