おねしょ(夜尿症)

 

夜のおむつがなかなか卒業できない、もうすぐ校外学習でお泊りがあるのに…
と悩んでいるお子さん、保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。就学後もおもらししちゃうとお友達の家に泊まりに行くこともはばかられます。
どうすれば良いか、悩んでいるなら小児科を受診しましょう。

おねしょとは

おねしょは医学用語で夜尿症といいます。
夜尿症は、6歳以降も夜のおもらしが治まらず、基礎疾患の無い子たちにつく診断名です。
大事なことは基礎疾患があるかないかということ。そこをしっかりと検査しておく必要があります。

おねしょしてしまう病気

おねしょが症状として出てくる病気は、腎臓・膀胱の病気、糖尿病、おしっこを出す時働く筋肉や神経の病気です。
この他に心理的な緊張が過度になるとおねしょしてしまうお子さんもいます。
夜のおむつから全く卒業できていたのに、最近またおねしょするようになったという子はちょっと注意が必要です。
心理的な重圧が強い場合や脳のおしっこの濃さを調整する機能に障害が出てきた場合が考えられるからです。

おねしょに対する検査

腎臓・膀胱の病気、糖尿病を除外します。
当科では夜尿症ガイドラインとは少し異なりますが、血液検査、尿検査(複数回)、膀胱の超音波など、他疾患の見逃しを減らすため種々の検査を行います。
この他、問診や診察で必要と考えられたお子さんたちには、MRIなどの画像検査を行うことがあります。
また、一度に膀胱に貯められるおしっこの量や日中のおしっこの回数、おねしょの時に出すおしっこの量を計測していただき、夜尿の型診断を行います。

おねしょの治療

検査の結果、基礎疾患が無く夜尿症と診断されたお子さんたちには、まず生活習慣の見直しが必要になります。
夜間水分摂取量の調整など生活習慣の見直しが上手く行かないと他の治療をしても効果が出てきません。
内服治療では「おしっこの量を少なくする薬」「膀胱を拡げやすくする薬」「漢方薬」があります。
特別な機器を使用する治療として「アラーム療法」があります。
そのお子さんに合った治療法を選択し、効果がなければお薬の増量、追加、変更を行います。
落ち着くまでは2週間から1ヶ月毎、落ち着いていても2ヶ月毎の通院が必要です。
おねしょの回数が減ってきたら、治療も緩めていきます。
治療には数年の期間が必要になります。

 

おねしょは無治療でも年齢の経過とともにその頻度は減っていきます。
しかし、治療介入した場合にその減少率は大きくなり、おねしょが無くなる年齢が早まります。
ご本人が強く治したいという意思があるなら小児科を受診してみてください。

当院内科はご予約不要です。

当院内科はご予約不要です。

※小児科の再診を除き、
診療時間内に直接ご来院ください。

アクセス ACCESS

〒192-0046 東京都八王子市明神町4-7-14

電車でお越しの方

  • 京王八王子駅「中央口」ロータリー向かい
    ファミリーマート2階
  • JR八王子駅「北口」徒歩5分

自転車でお越しの方

駅の駐輪場をご利用ください。

お車でお越しの方

京王コインパーク(京王八王子駅前)をご利用の方は1時間無料券をお渡しします。
会計時にお声掛けください。

MAP