診療案内

気管支炎や肺炎などの呼吸器感染症をひきおこすウイルスの一種です。1～3歳の幼児の間で流行することが多いのですが、大人にも感染します。

症状

いわゆるかぜ症状にとても似ており、咳（1週間程度）、熱（4日～5日程度）、鼻水などがでますが、悪化するとゼイゼイヒューヒューしたり、呼吸困難となることもあります。

感染しても症状は1週間程度で治まりますが、1回では免疫が獲得できず何度か繰り返して感染します。何度か感染し、年齢が上がると徐々に免疫もつき、症状も軽くなります。

診断

迅速検査で検査は可能ですが、保険診療では「このウイスルの感染症が疑われる６歳未満の患者であって、画像診断により肺炎が強く疑われる患者を対象」としています。

治療

原因ウイルスに対する抗ウイルス薬が無いため、特別な治療はありません。
対症療法（解熱剤・去痰剤など）が主体となります。熱が長引く場合は細菌による中耳炎や肺炎を合併することもあるので、もう一度受診しましょう。

感染経路

咳やくしゃみなどからの飛沫感染、気づかずにウイルスに触れてしまう接触感染で広がります。

登校・登園について

出席停止期間が定められている病気ではないので、咳などの症状が治り全身状態が良ければ、登園登校してかまいません。