診療案内

ヘルパンギーナ

症状

2～7 日の潜伏期のあと、突然の高熱に続いて、のどが赤くなり、口の中、特に上あごの奥の方に、直径1～2mm 、大きいものでは5mmほどの水疱が出て、痛みを伴います。
熱は2～5 日間ほどで下がり、口の中の水疱もやや遅れて消えていきます。
ほとんどが自然に治癒しますが、ごくまれに無菌性髄膜炎、急性心筋炎などを合併することが知られています。

診断

発熱の経過、口の中の水疱の出方などから診察のみで行います。
インフルエンザのような迅速検査はなく、通常血液検査も不要です。

治療

発熱や口内炎に対し、症状を和らげるためのお薬を使うことがあります。
口の中の痛みのため、飲んだり食べたりするのを嫌がることがあります。
喉ごしのよい食べ物（プリン・ヨーグルト・ゼリー・豆腐など）を工夫してあげましょう。
ぐったりして元気がない時には、脱水や合併症の可能性も考え、病院を受診するようにしましょう。

感染経路

鼻やのどからの分泌物、便などによる接触・飛沫感染です。
発疹が消えてからも1ヶ月ぐらいは便にウイルスが排泄されることが
あるので、おむつを替えた後などは、良く手を洗うようにしましょう。

登校・登園について

全身の状態が良ければ、登校・登園して大丈夫ですが、大きな流行があったときには学校・園の判断で出席停止を要することがあります。